早朝、港に着くとサンタクルス島へのフェリーを待つ人でごった返していました。
夜明けとともにアシカは海からビーチの方へ上がり、人びとを見送ります。太陽が昇るとともに活動を開始するという、厳しい環境で生きるガラパゴスの生物たちの知恵かもしれません。フェリーがイザベラ島を離れるにつれて、島が雲と同化し、空に消えていきました。
サンタクルス島に着くと、飛行機までの時間を使い、トルトゥーガベイに行きました。ホステルパライソで会ったロシア人が勧めてくれた場所です。サンタクルス島の港から西に30分くらい歩いた場所にあるこのビーチは火山島とは思えないくらい白い砂浜と透き通った空色の海でした。白いビーチに黒いウミイグアナのコントラストは道や岩に寝そべる彼らとは違う趣きがありました。
「今日でガラパゴスの旅も終わり。」空港へ向かうタクシーの窓から見える長くまっすぐな道が永く続いていてくれたらいいと思いました。
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